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絵本の読み聞かせ よみっこ



絵 本

 題 名 おおきな木
  シェル・シルヴァスタイン
  ほんだ きんいちろう
 発 行 篠崎書林 / 1976年11月
 原書発行 米国 / 1964年
 サイズ 22.5 x 18cm ・ 60ページ
 緑色を基調にしたシンプルな表紙、黒一色刷りの本文とシンプルな線で描かれた絵。そして、シンプルな言葉とストーリー。

 一本の大きなりんごの木と一人の男の子の親密な交流から物語は始まります。そして、男の子が、年を重ねて、顔に皺をたくわえた老人になっているところで物語は終ります。

 この長い年月の中で起る、大きな木と男の物語が、定点観測のように、木の正面の同じ場所から捉えられて、絵本の見開きの中に収められていきます。

 笑顔で木とたわむれていた男の子は、いつしか悩みを抱える青年になり、世渡りを覚えた若人になり、仕事に疲れた中年になり、そして皺が顔に深くきざまれた老人になっていきます。
 原題の「Giving Tree(与える木)」の通りに、大きな木は、りんごの実や枝を、男の人生の節目節目に与えていくのです。
 与え続ける大きな木は、男に幹まで与えて、切り倒されてしまいます。
 そして、老人になった男の子は、切り株だけになった大きな木のところに帰ってきます。

 エンディングは、話せません。。。
 涙のためにパソコンのディスプレイを見ることができなくなってしまうからです。

 いろんなことを感じることができます。
 そして、いろんなことを考えさせられます。
 でも、最初に読み終えた後、理由など関係なく、体と頭が、しばらくジンジンとしていたことを付け加えておきます。

 ぜひ、読んでもらいたい本のひとつです。

おおきな木/名作絵本

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