紙芝居 |
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□ 題 名 | おとうさん | |||||||
□ 作 | 与田 凖一 | ||||||||
□ 画 | 田畑 精一 | ||||||||
□ 発 行 | 童心社 / 1998年6月 | ||||||||
□ サイズ | 26.7 x 38.2cm・12場面 | ||||||||
スマトラの民話が基になっている紙芝居です。 スマトラは、約13,500の島々からなるインドネシア国内の西方に位置する島です。 マレー半島と、その西隣にまで伸びているスマトラ島との間は、マラッカ海峡と呼ばれていて、現在でも海賊が出没している場所です。 インドネシアには、子どものころから名前を聞いただけでワクワクするような地名がいくつもあります。 スマトラもその一つですが…… ジャワ、 カリマンタン (ボルネオ:英語名)、 バリ、 ニューギニア (島の西側がインドネシア領イリアンジャヤ、東側がパプアニューギニア)、 トラジャ、 ……などなどです。 ジャングルです! 熱帯雨林です! 乾いた砂漠地帯と違って、動物や植物などの生き物が、そこかしこを埋め尽くしています。 こんな場所には、何がいてもおかしくありません。 ジャングルの中には闇もあります。 そこには、日本と同じように八百万(やおよろず)の神もいれば、もののけや妖怪だっているのかもしれません。 でも、このなんでもいるという感じは悪くありません。 砂漠や都会ではあまり得ることのない感覚です。 例え湿気や暑さに嫌気がさしても、生き物たちに囲まれていることで、気持ちのどこかに、かすかな安心感が残ります。 前書きが、とても長くなりましたが、そんなインドネシアのスマトラ島に伝わる話です。 今、紹介したような異国の雰囲気が、とてもよく感じられる紙芝居なのです。 内容も少しだけ紹介しておきます。 マンガラン・グリーン・べクーという魔物が登場します。 このヘンテコリンな名前を聞いただけで引き込まれます! この魔物が、人間のお父さんになってみたいと考えました。 そこで、ある親子のお父さんそっくりに化けて、子どもを連れ去ってしまいます。 さてさて、親子の運命はいかに!?
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題名:おとうさん |
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