絵 本 |
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□ 題 名 | ごきげんな らいおん | ||||||||
□ 文 | ルイーズ・ファティオ | ||||||||
□ 絵 | ロジャー・デュポアザン | ||||||||
□ 訳 | むらおか はなこ | ||||||||
□ 発 行 | 福音館書店 / 1964年4月 | ||||||||
□ 原書発行 | 米国 / 1954年 | ||||||||
□ サイズ | 26 x 21cm・32ページ | ||||||||
本文2ページ目の書き出しは、以下のようになっています。 「この らいおんは、もうじゅうがりの ひとたちが、 てっぽうをもって まちぶせしている、あの あつい おそろしい アフリカに すんでいるのではありません。」 もしかしたら、これが「ごきげんな らいおん」の内容の半分くらいを占めているのかもしれません。 「ごきげんな らいおん」は、フランスの街の中にある動物園に住んでいます。とても穏やかな顔をしている、いつもごきげんな らいおんは、街の人たちに好かれています。らいおんと街の人たちは、柵を挟んで挨拶をかわしたり手を振ったりしていて、いい関係が続いているのです。 ある日、飼育係が、らいおんの家の扉を閉め忘れます。毎日、挨拶をしてもらっている らいおんは、いつものお返しに、街の人たちのところまで挨拶に行こうと思ってでかけるのです。 らいおんと街の人たちは、柵を間に挟んでいない状態で向き合うことになります。 街の人たちは、逃げ出します。らいおんは、いつもと同じでも、柵がなければ街の人たちにとっては、いつもの「ごきげんな らいおん」ではなくなるのです。 街の人たちは、消防自動車まで出動させて、らいおんに攻撃を開始しようとするのです。 でもたった一人の少年だけが、柵がなくても「ごきげんな らいおん」は「ごきげんな らいおん」として接したのです。 一時は、どうなることかと思いましたが、ほんとうに、ホッとしました。「ごきげんな らいおん」も、この時は、とびっきりのいい顔をしています。 |
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ごきげんな らいおん/名作絵本 |
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