絵 本 |
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□ 題 名 | くまのコールテンくん | |||||||
□ 作 | ドン=フリーマン | ||||||||
□ 訳 | 松岡 享子 | ||||||||
□ 発 行 | 偕成社 / 1975年12月 | ||||||||
□ 原書発行 | 米国 / 1968年 | ||||||||
□ サイズ | 23 x 25cm・30ページ | ||||||||
お母さんとデパートに買い物に来た女の子が、おもちゃ売り場にいたクマのコールテンくんのことをすっかり気に入って、自分の貯金箱の中のお金をはたいてコールテンくんを買っていくという話です。 とにかく、コールテンくんが、カワイイ! 物語の大筋は上記の通りなのですが、メインは、女の子ではなくて、しっかりとコールテンくんにスポットが当てられています。 くまのコールテンくんは、デパートのおもちゃ売り場にいるのですが、本文中に一度も「にんぎょう」だとも「ぬいぐるみ」だとも書かれていません。それに、登場する周りの人から一度も「コールテンくん」と呼ばれていません。コールテンくんを買っていった女の子だって、コールテンくんのことは、「あなた」としか呼んでいません。 でも、本文の書き出しは、「くまの コールテンくんは」で、始まっています。 もしかしたら、「コールテンくん」とは商品名じゃないか、なんてことも考えましたが、ちょいと夢がなさすぎます。 とにかくコールテンくんは、最初から「くまのコールテンくん」以外のものではないということです。 そして女の子にとってもコールテンくんは、「にんぎょう」や「ぬいぐるみ」ではないのです。 ですから女の子は、デパートの店員さんに、コールテンくんを「はこに おいれしましょうか?」と言われても、「いいえ、いいの」と答えて、抱きかかえて帰っていったのだと思います。 それでは、コールテンくんは、女の子にとっての何なのでしょうか? それは、最後まで読んでみるとわかりますよー! コールテンくんの表情は、絶品です! |
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くまのコールテンくん/名作絵本 |
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