絵 本 |
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□ 題 名 | おじさんのかさ | ||||||||
□ 作・絵 | 佐野 洋子 | ||||||||
□ 発 行 | 銀河社 / 1974年7月 (絶版) 講談社 / 1992年5月 |
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□ サイズ | 29.7 x 21cm ・ 32ページ | ||||||||
「おじさんのかさ」は、黒くて細くて、とても立派で、ぴかぴか光った杖のようです。 おじさんは、その傘が大好きです。宝物のように大切にしているのです。ですから、雨が降っていなくても、傘を持って出かけます。 でも、よく見てみると、傘を杖にして使っているわけではありません。宝物の傘ですから、腕にひっかけて、傘の先は、けっして地面につけないようにしています。 そんな傘ですから、おじさんは、傘を広げたことは一度もありません。雨で傘を濡らすなんて、とんでもないことなんです。 でも、でもです。おじさんは、目覚めてしまうのです。 すてきな雨の楽しみ方を知ってしまうのです。 そして、おじさんは、傘を初めて広げた瞬間に、少しだけ自由を手に入れたのかもしれません。 家に帰ったおじさんは、奥さんの側で、ネコをひざにのせてロッキングチェアに揺られています。その姿は、とても幸せそうです。 そして、幸せそうな傘もちゃ〜んと描かれています。 |
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おじさんのかさ/名作絵本 |
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