絵 本 |
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□ 題 名 | ちいさいじどうしゃ | |||||||
□ 文・絵 | ロイス・レンスキー | ||||||||
□ 訳 | わたなべ しげお | ||||||||
□ 発 行 | 福音館書店 / 1971年5月 | ||||||||
□ 原書発行 | 米国 / 1934年 | ||||||||
□ サイズ | 18 x 18cm・48ページ | ||||||||
「ちいさいじどうしゃ」に登場する赤い車は、クラシックカーです。 クラシックカーといっても、これは例えば、海外に旅に出た私達が、旅先で外国人になってしまうようなものです。 小さい赤い自動車は、絵本が作られた当時は、おしゃれな最新車だったはずです。 「ちいさいじどうしゃ」は、その約70年前から現代にトロトロ、ブッブーと旅をしてきてくれた車です。 そして今、クラシックカーと呼ばれたとしても、絵本の中で、相変わらずおしゃれな車のままで元気に走り回っているのです。 車のオーナーのスモールさんは、この赤い自動車が「ごじまん」です。 というよりも、大好きなのです。それは、スモールさんの洋服や帽子を見てもわかります。自動車のために合わせて選んだ服としか思えません。 それくらいに好きなのです。 黒い三つボタンのスーツに黒い帽子、そして赤い蝶ネクタイがポイントです。 とてもおしゃれです。 おしゃれなスモールさんが、おしゃれな赤い自動車に乗ってドライブにでかけます。 スモールさんは、「ぶるるるぶる ぶるるるぶる」と車を走らせて、ドライブをず〜っと続けていきます。そして最後に、家に帰ってきます。 世間話のタネになるようなことはあっても、ハッとするような目立ったアクシデントは、最後までありません。 でも、いいのです。の〜んびりとドライブを満喫したのですから。 「よみっこ」では、車を運転することのできる大人は、のんびりドライブを楽しみますが、車を運転することのできない子どもは、のんびりどころか、刺激的なドライブを楽しんでしまうかもしれません。 |
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ちいさいじどうしゃ/名作絵本 |
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