絵本 |
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□ 題 名 | 絵で読む 広島の原爆 | |||||||
□ 文 | 那須 正幹 | |||||||
□ 絵 | 西村 繁男 | |||||||
□ 発 行 | 福音館書店 / 1995年8月 | |||||||
□ サイズ | 27 x 31cm・84ページ | |||||||
ドキュメンタリー絵本と呼びたい本です。 広島の原爆に関する事実が、幅広く細やかに記録されています。 絵も文も、情緒に訴えかけようとするのではなく、起こったことを正確に伝えることを最大の目的にしているはずです。 カバーの袖の文章には、「被爆後50年の核に関する基本的な知識を織り込んだ核問題資料として活用できます」とも書かれています。 けれども読者は、本という平面の世界に書き留められて標本と化した戦争ではなく、細やかな絵と文による記録によって、立体的でリアルな戦争を感じとることができます。 これは、体験といってもいいことなのかもしれません。 ですから読後は、単に知識を得るだけではなく、感情を動かされることにもなります。 「絵で読む 広島の原爆」は、資料として本棚を飾るだけでなく、多くの人に読み継がれていかなければならない一冊だと思います。 |
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題名:絵で読む 広島の原爆 |
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