絵本 |
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□ 題 名 | はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま | |||||||
□ 画 | 西村 繁男 | |||||||
□ 構成・文 | 神戸 光男 | |||||||
□ 発 行 | 童心社 / 1997年2月 | |||||||
□ サイズ | 25 x 25.5cm・35ページ | |||||||
子どもの頃、誰の土地なのか知らないけれど、誰でもが出入り自由の「はらっぱ」が、あちこちにあったことを思い出しました。 この絵本は、どこにでもあった一つの「はらっぱ」を、60年に渡って定点観察したように感じられます。 そのために読者は、現在生活をしている時間と同じ流れの中に、戦争があったのだということを再認識することができます。 見開きごとの、俯瞰(高い所から見下ろすこと)でとらえた視野の広い絵は、お店の看板や小さく描かれている人の動きなどにもこだわった緻密なものです。 そこから見えてくるのは、一般の人々の生活です。 どのような時でも、街中の生活者としての視線を失ってはいけないと、改めて強く思った絵本です。 |
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題名:はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま |
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