TOP

読み聞かせについて

絵本を探す ブログ

絵本の読み聞かせ よみっこ



紙芝居

Amazon.co.jp  題 名 あめだま
  新美 南吉
 脚 色 東川 洋子
  野村 たかあき
 発 行 教育画劇 / 2003年9月
 サイズ 26.7 x 37.7cm・12画面
 教育画劇から

 「おさむらいさんのはなし紙芝居」

 として出された6つの紙芝居の中の1つです。

 ぽかぽかとあたたかい春の日です。
 渡し舟の船着場にも、の〜んびりとした雰囲気が漂います。
 まるで、ないでいる瀬戸内海に小船を浮かべて琴の名曲「春の海」でも聞いているよう気分になってきます。

 でも、これだけ気持ちのいい状態は、紙芝居の中で長く続くはずがありません。
 こんな気持ちの良さは、どんでん返しのための伏線でしかないはずです。

 あんのじょう現れました。
 春ののんびり状態を打ち破って緊張の糸が張り巡らされます。

 その正体は、恐くて危険なおさむらいさんでした。

 でもなのです……おさむらいさんは、悪人じゃなかったのです。

 おさむらいさんは恐くて危険だというのは、同じ渡し舟に乗り合わせたお客さんたちが、勝手に心の中でふくらませていったイメージでしかなかったのですね。

 おさむらいさんは、いけないことなんて何一つしていないのですから!

 ラストには、ふたたび「春の海」が聞こえてきそうなの〜んびりとした雰囲気が戻ります。

 この静けさに至る展開が、あざやかなのです。
 かっこいいのです。気持ちいいのです。

 この展開について、とっても書きたいのですが書きません!

 ぜひ図書館などで借りてきて、よみっこしてみてくださいね。

 

題名:あめだま

このページの先頭に戻る▲

TOP

読み聞かせについて

絵本を探す ブログ

絵本の読み聞かせ よみっこ


Copyright © 2010 [chaury] All rights reserved.