絵本 |
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□ 題名 | あらまっ! | ||||||||
□ 文 | ケイト・ラム | ||||||||
□ 絵 | エイドリアン・ジョンソン | ||||||||
□ 訳 | 石津 ちひろ | ||||||||
□ 発行 | 小学館 / 2004年6月 | ||||||||
□ サイズ | 30 x 24cm・26ページ | ||||||||
スーパーマンと呼ばれる人がいます。また、スパイダーマンなんて呼ばれる人もいるようです。 そして「あらまっ!」に登場するのは、スーパーバーチャンと呼びたくなるような、すてきな、おばあちゃんです。 すさまじいパワーの持ち主です。スーパーマンやスパイダーマンと比べても、見劣りしません。 ただ、たんなる力の勝負ならば、おばあちゃんは、すぐに負けてしまうでしょう。 それでも、おばあちゃんをすごいと思うところは、どんなにすさまじいパワーを持っていても、自分では何とも思っていないところです。 人並み外れた力を発揮できることなんて、おばあちゃんにとっては、どうでもいいことです。 とんでもない力があろうとなかろうと、おばあちゃんにとっては何の意味もないことです。 ここがすごいところです。何か達観したものを感じます。 けれども、おばあちゃんの力の出し方は、自分の力を冷静に判断して「これだったら8割くらいの力で対処しよう」なんていうものではありません。 いつでも全力を尽くします。 おばあちゃんは、何事に対しても、ものすごくいっしょうけんめいです。 この「ものすごくいっしょうけんめい」が、スーパーマンやスパイダーマンに匹敵するようなパワーを生み出すのだろうと思います。 時代遅れの、モーレツバーチャンかもしれません。下手をすれば「無駄なことやってる〜!」「燃費悪いよね〜」なんてことを言われかねません。 でも私は、こんな、おばあちゃんを好きになってしまいました。 おばあちゃんが何回も発する「あらまっ!」には、気合が入っています。 内容を紹介していないので分かりづらいかもしれませんが、「あらまっ!」には、驚きの気持ちは入っていても、けっして意気消沈するような「あらまっ!」ではありません。 「次に行くぞー!」という気持ちが感じられてさわやかです。 おばあちゃんから、たくさんの元気をもらうことができます。 みんなで「あらまっ!」と叫んでみてくださいね! とにかく文句なくおもしろくて大好きな絵本です。 付け足しですが、この絵本の原題は「What!」です。これが、「あらまっ!」になっています。もうほんとに、すばらしいですね。 |
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題名:あらまっ! |
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