絵本 |
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□ 題名 | ぼくの、ぼくの、ぼくのー! | ||||||||
□ 文 | マイク・リース | ||||||||
□ 絵 | デイビッド・キャトロウ | ||||||||
□ 訳 | ふしみ みさを | ||||||||
□ 発行 | ポプラ社 / 2008年9月 | ||||||||
□ サイズ | 26 x 26cm・32ページ | ||||||||
[The Boy Who Wouldn't Share] これが、「ぼくの、ぼくの、ぼくのー!」の原題です。 「共有しない・分け合わない男の子」という感じでしょうか。 とても直接的です。 日本語のタイトルの、みごとさが分かります。 ところで、この原題に、ちょいとだけ説明を加えれば、この絵本の内容はたちどころに分かってしまいます。 主な登場人物は、山のようにたくさんのおもちゃを持っている男の子と、そのおもちゃを借りて遊びたい妹の2人です。 内容の説明は、これだけで十分でしょう。 でも絵本の場合、ちょっとした言葉だけでは伝わらないのが、絵です。 妹の「クレア」が、かわいらしいのです。 兄の「エドワード」に、どんな仕打ちをされようとも、ニコニコと微笑んでやり過ごしてしまいます。 けっして、むきになってエドワードに向かっていくことなどはありません。 そんなクレアは、とってもよく出来た、気の利く、やさしい、せわやきの奥さん、もしくはガールフレンドに見えてきます。 それなのにエドワードは…… なんと……悪魔のような顔をしています。 ものすごい顔です。 でも……この顔が……いつの間にか……変わるのです。 クレアの力ですね。 それなのに、最後の最後にエドワードは…… これは、しかたないのです。 男はいつまでも……わがままなものなのですから! (この件に関して非難のメールはいりません!)
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題名:ぼくの、ぼくの、ぼくのー! |
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