絵本 |
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□ 題名 | ひるねむし | ||||||||
□ 作・絵 | みやざき ひろかず | ||||||||
□ 発行 | ひかりのくに / 1998年7月 | ||||||||
□ サイズ | 26.3 x 22.1cm・32ページ | ||||||||
根拠はないようですが、「1日の睡眠時間は、8時間くらいはとったほうがいいよ」なんていうことが言われます。 8時間は1日の3分の1だから、90歳まで生きたら30年間は寝ていることになります。 「だからなんなんだ?」と、言われても、たいした意味はありません。 ただ、こんな数字を見せられても「いかん、いかん、これから睡眠時間は5時間以内にしよう!」なんてことを絶対に思わないのが、「ひるねむし」です。 例え、「昼寝無視」と文字変換されてしまっても、昼寝を「いきる よろこび」とまで言い切ってしまうのが「ひるねむし」なのです。 「ひるねむし」は、昼寝を徹底的に極めています。 寝ている「ひるねむし」は至福の顔をしていますが、気持ちのよさそうな場所だけで寝ているわけではありません。 考えられないような、とんでもなく危険な場所でも昼寝をするのです。 こんなことができるのは、昼寝を極めるための厳しい修業をくぐり抜けてきたからではないかと思ってしまうほどです。 そう思うと、間抜けにも見える「ひるねむし」の寝顔が、剣を極めたサムライの顔に見えてきます。 もし敵が襲ってきても、ヒラリと身をひるがえして攻撃をかわしてしまうはずです。 もしかしたら昼寝とは、熟睡をするものではなく、夢うつつの状態を楽しむものなのかもしれません。 このように昼寝を極めた「ひるねむし」は、ある日、サナギになります。そして、あざやかな、あざやかな蝶になって飛びたつのです。 さて、どこに向かっていくのでしょうか? それは・・・フワァ〜ッ・・・昼寝をしよっと・・・・・・ 絵本を見てくださ〜い・・・ |
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題名:ひるねむし |
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