絵本 |
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Amazon.co.jp | □ 題名 | かえりみち | |||||||
□ 作 | じゅてん | ||||||||
□ 絵 | オオノヨシヒロ | ||||||||
□ 発行 | すずき出版 / 2003年11月 | ||||||||
□ サイズ | 20.7 x 27.9cm・28ページ | ||||||||
とっても気に入ってしまいました。 陽が落ちて、お月様が出た夜の道を「おれ」と「かあちゃん」が、家にむかって歩いていきます。 2人は、しっかりとくっついたように手をつないでいます。 全ページに「おれ」と「かあちゃん」が描かれているのですが、2人が離れている場面は、1ヶ所しかありません。これだけで、親子ってすごいな〜などと妙に感動をしてしまいます。 親子が歩く「かえりみち」は、いなかの土の道です。街灯なんて見あたりません。暗い夜の道を照らしてくれるのは、表情豊かな真ん丸のお月様の明かりだけです。 電気の光のない暗闇があれば、月はとっても明るいのです。歩くのに、何の問題もありません。 でも、ちょいと妖しい明かりでもあります。 2人は、こんな月夜の「かえりみち」の途中で、次から次へいろいろな動物たちと出会います。 男の子の「おれ」のリアクションがいいです。かわいいです。 けれど、それ以上にいいと思うのが「かあちゃん」の笑顔です。やわらかく母親の顔で微笑んでいます。いい顔です。男の子を押しのけて、私が手をつなぎたくなるくらいです。 妖しい夜に現れるのは、動物だけではありませんよ! それから、集合写真のような最後の場面も、妙に感動します。 よみっこの時は、くり返しのおもしろさも加わって、みんなで楽しむことができました。 |
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題名:かえりみち |
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