絵本 |
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□ 題名 | かえるのフリッツ Puups! | ||||||||
□ 作 | ブルーノ・ヘクラー | ||||||||
□ 絵 | ビルテ・ムゥラー | ||||||||
□ 訳 | 河口 悟 | ||||||||
□ 発行 | ノルドズット・ジャパン / 2003年1月 | ||||||||
□ サイズ | 29 x 22cm・28ページ | ||||||||
題名を見て、フリッツという名前のカエルが登場するのだろうという予想はつきます。でも「Puups!」は、何なのでしょうか? 英和辞典で調べてみたのですが、のっていませんでした。 タネを明かしてしまいますと、「Puups!」は、おならの音です。 発行所のノルドズット・ジャパンの人に、「おならの音です!」と気持ちよく教えてもらったので間違いありません。ちなみに原題には、「Puups!」の文字は入っていないそうです。 「かえるのフリッツ Puups!」は、フリッツくんのおならが止まらなくなる、とっても楽しい絵本なのです……ということは、少し置いておいて…… 私は続いて、国語辞典に「プー」や「ブー」はのっているのだろうかと思って調べてみました。もしかしたら「腸内にたまったガスが、お尻の穴から体外に放出される時の音。おならの音」なんて説明があるのではないかと思ったのです。けれども残念なことに、どこにも「プー」や「ブー」は、書かれていませんでした。 がっかりしたところで私は、何でこんなことを調べていたのかを思い出しました。 それは「かえるのフリッツ Puups!」が、楽しいだけでなく、私には、なぜか少しだけ悲しさの漂う絵本だな〜と感じていたからなのです。もしかしたら、おならの音にその秘密が隠されているのではないかと思って「Puups!」を調べていたのです。でも、勢いあまって「プー」や「ブー」にまで興味が移ってしまったという訳です。 結局、何の答えも出ていません。 でも、いいのです。私は、必死におならを我慢しているはずなのに、とぼけているように見えるフリッツの顔が、とても気に入っているのですから。それで、十分です! |
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題名:かえるのフリッツ Puups! |
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