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絵本

 題名 こんやは すてきな ゆきのよる
 □ 作・ しばはら・ち
 発行 すずき出版 / 1996年11月
 サイズ 20.7 x 27.9cm・28ページ
 雪の夜の男と女の出会いの物語です。
 ラブストーリーの始まりです。

 街の明かりや雑音まで包み込むように、雪が静かにふり続く夜。
 ちょいと生活に疲れて、世の中に背を向け始めた男。
 男は、雪の中を一人でトボトボと歩いていく。
 体以上に冷えているは、彼の心。
 そこに、不純物など混ざらない、純白の雪のような心を持つ美しい女。
 男の冷えた心に、暖かさが戻るために必要なものは何!?

 それは……愛!!!

 ジャジャジャ、ジャ〜〜〜ン

 私には、このように読めたのです。
 いいじゃありませんか。こう読めたって。
 クリスマスなんですから……

 絵本の中で実際に登場するのは、オスの黒猫と、メスの白猫です。
 内容は、みなさんが、自分の目で確かめてください。

 「内容が違うじゃないか!」と思った人でも、私が絵本から受け取った、あったか〜いものだけは同じはずです。

 ここのところが、クリスマスの話じゃないのですが、クリスマスの絵本として、よみっこした理由です。

 裏表紙に描かれた、白猫と黒猫の後姿の2ショット。
 この絵は、いいです。
 ほのぼのとして……そしてワクワクします。

 この絵のもっとも重要なこと……これを見落としてはいけません!

 それは、2匹の尻尾の先が、しっかりとくっついていることです。
 なんだか2匹の姿が、ハートマークに見えてくるような気もするのです。

題名:こんやは すてきな ゆきのよる

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