写真絵本 |
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□ 題名 | クマよ (たくさんのふしぎ傑作集) | ||||||||
□ 写真・文 | 星野 道夫 | ||||||||
□ 発行 | 福音館書店 / 1998年3月 | ||||||||
□ サイズ | 26 x 20cm・40ページ | ||||||||
□ 題名 | 森へ (たくさんのふしぎ傑作集) | ||||||||
□ 写真・文 | 星野 道夫 | ||||||||
□ 発行 | 福音館書店 / 1993年12月 | ||||||||
□ サイズ | 26 x 20cm・40ページ | ||||||||
とても美しくて気持ちが穏やかになる2冊の写真絵本です。 作者の星野道夫さんは、写真家として世界的な評価を受けていた人です。1978年にアラスカに移住した星野さんは、アラスカの野生動物を中心に自然をテーマにした写真を撮り続けていました。 そして、1996年8月8日のことです。 星野さんは、テレビ番組の取材先で宿泊場所となったカムチャツカ半島クリル湖畔で、ヒグマに襲われて亡くなりました。 「動物写真家」と紹介されることの多い星野さんは、自然を心底愛したナチュラリストでした。 写真を眺めていると、そんな星野さんの自然に向ける「まなざし」を感じます。 星野さんが見つめていたものを、そのまま見させてもらっているという感覚です。 そして星野さんの撮影している時の姿が、目に浮かんできます。 クマに向けていたカメラのシャッターを切り終えて、ファインダーから目を離した時の星野さんの顔は、子どものような笑顔をうかべているのかもしれません。 時には、気持ちが高ぶって頬を紅潮させていたこともあると思います。 いずれにしても、最高にいい顔をしていたに違いありません。 そして、撮影が終了しても、しばらくはその場から離れることができずに、自然の中に居るという至福の時を味わっていたのだろうと思うのです。 星野さんのまなざしには、穏やかさや、優しさだけでなく、自然に対する強い信念が宿っています。 とても癒されます。優しい気持ちになれます。 そして、改めて自然の美しさを感じます。 年齢に関係なく、多くの人が楽しめる絵本です。そして、多くの人に見てもらいたい絵本です。 「たくさんのふしぎ傑作集」の中には、もう1冊「アラスカたんけん記」という星野さんの作品が含まれています。 |
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題名:クマよ | |||||||||
題名:森へ | |||||||||
題名:アラスカたんけん記 |
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