絵本 |
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□ 題名 | まってる | ||||||||
□ 文 | 森山 京 | ||||||||
□ 絵 | 渡辺 洋二 | ||||||||
□ 発行 | 偕成社 / 2006年9月 | ||||||||
□ サイズ | 26 x 21cm・32ページ | ||||||||
待つことが、大の苦手です。 10分が限界です。 読む本などがなかったら、5分もしないうちにイライラしてくるかもしれません。 なぜ、待つことが苦痛なのか? 考えたこともありませんでした。 でも、この「まってる」をながめていて、なんとなく分かったような気がしました。 待ち合わせの場所には、なるべく5分前に到着するようにしています。 なぜ、そうするかなんてことも考えたことはありませんでした。 おそらく、自分で待つことが嫌なものですから、相手に嫌な気持ちをさせないようにという気持ちがあるからです。 こんなにも『相手を思いやっている』にもかかわらず遅れてくるなんて…… 「ふざけるな〜〜〜!!!」 ということなのだと思います。 これ……間違ってますか……? でも「まってる」をながめていると、『相手を思いやっている』というのは、ウソだったのではないかと思いはじめました…… こんな『思いやり』は、自己中心的で自己満足的なものです。 ぶたくん…… あ〜〜〜、ぶたくん、ぶたくん…… あなたは、とてつもなくすてきだ! 待つことによって、何も生まれるものなんてないと思っていました。 でも、違うのですね。 みなさんは、「まってる」に登場する「ぶたくん」になれるでしょうか? 今の時代、「ぶたくん」を否定することは簡単です。 でも、今こそ「ぶたくん」を目指すことが必要なのだと思っています。 ぜひ「まってる」をながめてみてくださいね。 |
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題名:まってる |
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