絵本 |
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□ 題名 | もりいちばんのおともだち | ||||||||
□ 作 | ふくざわ ゆみこ | ||||||||
□ 発行 | 福音館書店 / 2002年10月 | ||||||||
□ サイズ | 31 x 23cm・40ページ | ||||||||
満ち足りています! この絵本は、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」というシリーズの中の1冊です。そして「秋」の絵本です。 描かれているキャラクターを一見すれば、「あ〜、みんな優しくて、いいひとたちだ」と確信するはずです。 そんな絵を眺めているだけで、ちょいと和んでしまいます。 文章を読み進めてみても、クマさんとヤマネくんをはじめとして悪いひとなんかひとりだって出てきません。 だから、ほんのちょっとした揺らぎが、私たちに感動を与えてくれます。 たとえばそれは、水面が鏡のようになっている池に投げ入れた石の波紋が、小石であったとしても際立って広がっていくようなものかもしれません。 穏やかな波紋にもかかわらず、いろいろな意味で鮮やかな印象を与えてくれます。 この物語の中の小さな波紋は、ヤマネくんの気持ちです。 ヤマネくんの気持ちの揺らぎと、その後のどんでん返しの驚きと感動を、子どもたちに伝えたくて「よみっこ」をしました。
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題名:もりいちばんのおともだち |
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