絵本 |
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□ 題名 | オレ・ダレ | ||||||||
□ 文 | 越野 民雄 | ||||||||
□ 絵 | 高畠 純 | ||||||||
□ 発行 | 講談社 / 2002年12月 | ||||||||
□ サイズ | 26.5 x 20.5cm・24ページ | ||||||||
表紙には、青い夜の中に黒く浮かび上がった生き物の影が、うごめいています。影の上には、シンプルな明朝体で小さく「オレ・ダレ」と書かれています。 かっこいいですね〜 こんな表紙は、見ただけでワクワクしてきます。 それで最初に手にした時に私は、「ほんとに、ダレなんだ?」と思いながら、どんな物語が詰め込まれているのだろうかと期待を膨らましていったのです。 でも中身は、物語ではなく、「?」を読者に与えてくれる絵本でした。 青い夜の中に黒く浮かび上がった生き物が、見開きごとに「オレは、ダレだ?」と問いかけてくるのです。それが、最後まで続きました。 正直に言ってしまうと、最初に見終わった後は「・・・」という感じでした。 でも、それは当然のことなのです。 一人遊びの時期を遠い昔に通り過ぎてしまった私が、一人で絵本を見ながら「これは、これはね、ゾウさんだー!」なんてことをやっていても、けっして楽しくはないのです。逆に悲しくなって、やけ酒を飲んでしまうかもしれません。 やはりこれは、みんなで「よみっこ」するのに最適な、聞き手参加型の絵本です。 一度、よみっこした時も大盛り上がりでした。 みんなで楽しんでくださいねー! |
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題名:オレ・ダレ |
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