絵本 |
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□ 題 名 | しのちゃんと4ひきのともだち | ||||||||
□ 作・絵 | 織茂 恭子 | ||||||||
□ 発 行 | 岩崎書店 / 2001年3月 | ||||||||
□ サイズ | 24 x 21cm ・ 32ページ | ||||||||
しのちゃんは、動物が大好きなのです。 大好きだから、動物を飼いたくてしかたないのです。 それなのにお父さんは、「にわのあるいえに ひっこしたらね」と言って許してくれません。 けれども、家が田舎へ引越したことをきっかけに、しのちゃんは、動物を飼うことを許してもらえるのです。 動物が好きなしのちゃんは、イヌやネコだけじゃなくて、キツネやクマだって好きなのです。 あの動物が好きで、この動物は嫌いだなんてことはありません。 しのちゃんは、動物は、み〜んな好きです。 ハンパじゃなく動物が好きなしのちゃんは、動物たちと同じ目線で動物を見ることができます。 だから、しのちゃんが、動物と平気な顔で話をしていても、少しも不思議じゃありません。 そんなしのちゃんなのに、最後に動物を飼いたいとは思わなくなるのです。 いえ、そんなしのちゃんだからこそ、飼いたいと思わなくなったのです。 しのちゃんと知り合いになった4匹の動物を見てみればわかります。 野原を駆け回り、木によじ登り、好きなものを好きな時に食べて、なにものにも拘束されていない動物たちは、いい顔をしています。 目が輝いています。しのちゃんも同じ目です。 しのちゃんは、動物を飼うことはやめたけれど、動物たちと、とてもいい感じの「ともだち」になることができたのでした。 |
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題名:しのちゃんと4ひきのともだち |
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