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  ブックスタートのための連携
   連携のためのきっかけを作る

 0歳児健診での活動は、保健センターだけが関わるものではありませんし、絵本に関係することだからといって図書館員だけが運営に携わるのでもありません。
 行政機関内で子育て支援をしている課や民間のボランティアの人たちも含めた「連携」が必要なのです。

 この「連携」を作ることが、活動の始まりです。

 それでは「連携」は、誰が作るのでしょうか?
 または、地域の中で、誰が「ブックスタート活動」のきっかけ作りをするのでしょうか?
 誰でもいいのです。
 行政機関が動き出すのを待つことはありません。

 たった1人の個人や、ひとつだけの読み聞かせサークルが動き出してもいいのです。
 自分の住む地域にもブックスタートを広めたいと思った人が動き出せばいいのです。

 このような気持ちをサポートしてくれるのが、「ブックスタート支援センター」なのです。
 まずは、電話やメールによって連絡をとって相談をしてみることです。

 ブックスタート支援センターは、連携作りのためのアドバイスや、それぞれの地域に合ったブックスタートの提案などの他、さまざまな相談にのってくれるはずです。

   ■ 連携を作るために


 ブックスタートのための連携作りには、関係する人たちの、ブックスタートに対する情報のレベルと意識の高さを一緒にすることが大切です。
 十分な情報がなければ、話し合いの場を設けても意見は出てきませんし、意識の高まりがなければ、運動に協力をしてもらえなくなってしまう可能性もでてきます。

 そしてもうひとつの大切なことは、お互いの立場を理解して、連携をしていくための確認をすることです。
 例えば、「0歳児健診」がどのような流れで進行するのかということや、図書館員やボランティアの人たちは、何ができるのかということを確認しあうことが大切なことになります。
 日頃、自分が携わっている活動や仕事の中では、常識だと思っていることでも、違う分野の人から見れば、驚くようなことだってあります。
 ささいな事だと思っていても表に出して、少しでも多くのことを分かり合っておくことが必要なのです。

 立場の違う人たちが集まる上に、スタート時点で足並みが揃っていなければ、ブックスタートの継続と目的の達成は望めません。

 例えば、ブックスタート導入の目的は、知能発達のためであったり、学力向上のためだと理解をしている人がいるとします。この理解の仕方は、明らかにブックスタートの理念とは違うものです。このような人が、たった一人いたとしても、ブックスタートの考え方とは違った方向に進んでしまうかもしれませんし、後々の争いごとの種になるかもしれません。
 気を付けなければならない点です。

 また、本当の意味での運動が行われるかどうかということは、ブックスタート支援センターでもチェックをするはずです。
 出版社からの特別支給価格による絵本の提供を始めとして、ブックスタートという運動に共感をした上で集まった多くの支援が、本当の意味で活かされるのかどうかを確認することは、支援センターの使命でもあるからです。
 もちろん、この点は、活動に参加するすべての人たちが、意識をしていなければならないことです。

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